Q:「医療資格のない市民がAEDを使用してもかまわない」のですね?

A:心停止状態の傷病者にたまたま遭遇した場合には、誰がAEDを使用しても法的な責任は問われません。ただし、義務ではありませんが、自信を持って速やかに使用するために、予めAEDの使用法について知識があったほうが有利ですので、講習を受けることが奨励されています。

 

 

Q:「救命できなかった場合に遺族などから訴えられる」ことはないのですね?

A:AEDを使用した結果、仮に救命できなかったとしても法的な責任を問われることはありません。心停止で電気ショックが必要な場合には、AEDを使わなければ傷病者は間違いなく死亡してしまいます。AEDを使って助かることはあっても、容態をそれ以上悪化させることはありません。

 

 

Q:「AEDは安全な装置」というのは確かですね?

A:AEDは安全性が高い装置です。装置本体の電源スイッチが入れば、あとは装置が自動的に判断して音声で必要な指示を出してくれます。その指示に従ってください。指示に従えば誰でも簡単に、かつ安全に使用することができます。しかし、どれが電源スイッチ、どうやって電極パッドを取出し貼付するかなど、少しは予備知識があったほうが落ち着いて使用できますので、是非とも講習を受けておいてください。

 

 

Q:「心停止でない人に使う」とどうなるのですか?

A:心停止でない傷病者に使用しようとしても、通電できません。スイッチを入れて電極パッドを貼っても、電気ショックの必要がなければ装置が音声で、「ショックは不要です」と教えてくれます。そのとき、万が一間違えてショックボタンを押しても、作動しないように作られています。

 

 

Q:「AEDを使わなければ助けられない」のですね?

A:心臓に原因があって起こる突然死の大半が、心室細動(あるいは心室頻拍)と呼ばれる不整脈によるものです。この不整脈はAEDで電気ショックをかけなければ治すことができません。迅速に電気ショックを行うほど治る可能性が高くなります。

 

 

Q:「救急隊への引き継ぎ」はどうやるのですか?

A:倒れた人が呼び掛けに反応がなければ、直ぐに大声で助けを求め、119番通報します。AEDが近くにあれば直ぐに取りに行くか、誰かに取ってくるようお願いします。救急隊到着までにAEDを使えば、そのことを含めて経過を救急隊に手短に伝えてください。救急隊は、電極パッドを貼ったまま、あるいは貼り替えて、時にはAED本体ごと傷病者を搬送します。

 

 


 

 法的な責任:

平成16(2004)年7月1日から、人命救助を目的とした市民の善意によるAED使用が認められています。この場合、悪意を持った使用でない限り、AEDを使用した結果の如何を問わず、法的な処罰を受けることはありません。

 

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講習の奨励:

海水浴場やプールの監視人や指導者、集会やスポーツ、コンサートなどのイベント会場で救護所を担当する人や運営関係者、あるいは多くの高齢者に接する施設や活動に従事している人、交通機関・ホテルや商業施設など人が多く行きかうところで接客担当や現場の責任者などは、一定の頻度で心肺停止者の応急対応を行うことがあらかじめ想定され、相応の責任が発生します。そのような場合でもAEDの使用は医師法違反とはなりません。しかし、もし近くに医師、看護師、あるいは救急救命士が居れば、積極的に助けを求めてください。  また、一般の市民以上に、予め心肺蘇生とAEDの扱い(一次救命処置)に習熟しておくことが強く求められています。今日では、一次救命処置と応急手当の講習を受けていない人を、その様な人命救助の責任ある業務には就けないと言う考えが広まっています。

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法的な責任:

救命の現場に居合わせた市民が人命救助の観点からAEDを適切に使用した場合は、反復継続性がないこと、善意で行われているいことから、医師法や刑法には抵触せず、過失致死などの刑事責任、損害賠償などの民事責任は免責されます。

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安全性が高い:

AEDが判断を誤ったり、誤動作をきたしたために傷病者に重大な影響が及んだという報告は、今までありません。安全性が十分に確認されているので、市民に使用が許されているのです。

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自動的に判断:

電気ショックが必要かどうかは、装置本体が心電図を自動的に解析して判断してくれます、電気ショックが必要な場合は、自動的に準備をしてくれます。

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予備知識:

しかし、電極パッドの貼り方が悪ければ「電極パッドを貼ってください」を連発したり、電気ショックが上手くできなかったりします。また、装置の指示通りに行動すればいいのですが、初めて音声指示を聞いたのでは意味が分からなかったり、追いつけなかったりします。落ち着いてAEDを使用するためには、予め講習を受けておくことをお奨めします。

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ショックは不要:

AEDは、電極パッドを介して心臓が細かく震えている状態(心室細動および心室頻拍)を検出したときだけ、電気ショックの準備を開始します。心臓が震えた状態でなければ「AEDは不要です」と音声メッセージで伝えます。ショックボタンが点滅して「ショックボタンを押してください」との音声メッセージがなければ、ショックボタンを押しても電気が流れることはありません。

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迅速な電気ショック:

電気ショックが1分遅れるごとに7?10%づつ、生存のチャンスが低下します。10分以上経過すると、ほとんど救命の見込みがなくなります。このため、1分でも早く電気ショックをかなければなりません。もし、AEDが手元になければ、心臓マッサージ(胸骨圧迫)を直ちに行うことで、電気ショックが遅くなっても、ある程度の生存のチャンスが維持されます。

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経過の説明:

心肺停止傷病者の予後は、市民と救急隊の処置が大きく影響します。病院では、その経過、内容に応じて本格的な治療方針を組み立てます。このさいには、使用されたAEDに記録されている心電図データがとても重要です。このため、場合によっては救急隊が使用したAEDを病院へ搬送しますので、できるだけ多くの情報を提供し協力することが大切です。

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