「ムダ」の進化で生物共存 -多様性に仮説「1強」に歯止め-

多様性に仮説「1強」に歯止め

4月18日の日経新聞・サイエンス面に興味深い記事が掲載されていました。
自然界では種全体の増加につながらない進化が多様性を支えているという仮説があるそうです。
例えば、孔雀の雄は、雌の目を引くようにきれいな羽をもつように進化したが、そのエネルギーを他(例えば子育てへの支援)に使えば、もっと個体が増えたはずである。
すべての種が、種の増加に注力すれば、強い種しか残れなくなり種間の競争が激化する。集団にとって利益にならないような、個の利益だけを追求する進化があることで、他の種との競争が和らぎ、競争に弱い種も共存できるとのことです。
数理モデルでも、集団の数が少ないうちは自己的な行動は抑制され、集団数が増えると促進される。
自然界は実にうまくできている。
さて、ヒトの社会ではどうだろうか。日経新聞では「コモンズの悲劇」も紹介している。
コロナ禍の昨今、いろいろな制限がかかる。
しかし個体数が極限を超えて多くなっているヒトでは、自然と自己的な行動を選んでしまうのかもしれない。
その結果、個体数が減少するとなるのはどうだろうか。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71076670W1A410C2MY1000/

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