北海道大学の龔 剣萍教授、中島祐准教授らの研究チームは、体に埋め込む医療材料にムラサキイカの切身を活用する研究を進めています。
イカの筋繊維に高分子材料を沁み込ませ、亀裂の入りにくいゲルを作製されました。生物から作られた材料ですので生体適合性も高く、アキレス腱再建などへの利用が期待されています。
生物は小さな体の中でも、分子を精密に並べ、さまざまな機能を発揮します。生物の構造は優れた材料を開発するヒントになると考えられています。
食卓から手術室まで、生き物に感謝です。

日経新聞　１月２９日朝刊サイエンス面
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67989280Y3A120C2MY1000/
https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/01/post-1157.html

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