バイオミメティックス
バイオミメティックス(生物模倣)
今朝は新聞休刊日です、日曜の新聞にサイエンス面があり、今回は生物特集の様相です。
メインの記事は生物の特徴を生かした新素材(セラミック複合体)。電動カッターでも切れないようにアマゾン川流域に住むピラルクーという淡水魚のうろこの構造をまねたそうです。このピラルクーのうろこは、強い力、例えばピラニアに噛まれるなどすると、重なり合った構造が互いにねじれて外力を逃がすように変化するそうです。この構造をまねたことで電動カッターの力を弱くします。この記述以外でも、面ファスナーや蓮の葉の構造をまねた超撥水加工、ヤモリの足裏からテープが生まれたなど身近にもいろいろあるそうです。
同じ面には、小型魚が、水温が高くなるとオスが多く生まれることや、RNAを何代も培養を繰り返していると突然変異で他のRNAに寄生するRNAが生まれることが発見された事の研究成果も紹介されていました。
まだまだ生命の不思議があふれていますね。
(日経新聞26面 9月13日朝刊)
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