世界はひとつ、南極の風を見る
南極昭和基地の観測レーダーが天気予報の精度を向上させるかもしれないという記事が9月18日の日経新聞サイエンス面に掲載されていました。
その記事によると、極域の気象が世界の天気に影響するが、観測する施設が少なく、データを集められていないそうです。
いままでは、バルーンに観測機器をつけて飛ばす「ラジオゾンデ」という手法が有用とされていましたが、観測所が必要なうえに使い捨てという課題がありました。
そこで、研究用途の大型大気レーダー(PANSYレーダー)の観測データを活用することです。
このレーダーは数分単位で、地上1,500~20,000メートルの大気の流れを観測しているそうです。
この観測データを海洋研究開発機構のスパコンで解析すると、以前にオーストリアに近づいた低気圧進路予想の精度が向上したそうです。
研究と天気予報の二刀流の登場です。
9月18日日経新聞サイエンス面
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64428310W2A910C2MY1000/?fbclid=IwAR1O5LVzamDDx47ilhNth8XDIFx612PQ_wGi-lr6FQ4i_TznCczwPe26ytA
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