休日のお昼は、さば寿司と「にぬき」にかぎります!
小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡の生還以来、宇宙への興味が高まっています。確かに宇宙は人類未開の地で、ロマンにあふれています。マンガでも、映画でも宇宙をテーマにした作品が数多くあり、ハーロックや哲郎、カーク艦長に憧れました。しかし、人類未踏の地は空の上だけでなく、わたしたちの足元にもありました。
今朝の日経新聞サイエンス面では、もうひとつの人類のロマン、海底のさらに下、マントルへの挑戦が紹介されていました。
その記事によると、地球を卵に例えると、中心のコアが黄身、地表は薄い殻。その中間にある白身の部分がマントルと呼ばれ、その上部はかんらん岩を主成分として構成されており、境界部でも摂氏200~300度にもなるそうです。そのマントルを取り出そうとする国際的な計画が長年にわたり進められています。
宇宙に比べ、わたしたち地元の地球の探索ですから、それほど難しくないのではと思うのですが、そうは問屋が卸さないそうです。
「深い水深」「硬い岩石」「熱」が難敵だそうです。今回、わが国のJAMSTEも参加する国際深海科学掘削計画(IODP)が、大西洋中央海嶺にあるマントルが露出する水深約4000メートルの海底で、約1,267メートルまで掘り進むことに成功し、マントル由来の試料を800メートル分も採取できたそうです。
この試料を解析することで、生命誕生の秘密が解明されるかもしれないそうです。
もうひとつの奇跡のサンプルリターンですね。
JAMSTEC
https://www.jamstec.go.jp/j/
IODP
https://www.jamstec.go.jp/iodp/j/
日経新聞 2023年10月22日朝刊 サイエンス面
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75479550R21C23A0TYC000/
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