宇宙だけでなく、腸内にも「ダークマター」!
ブルガリアのヨーグルトが人気になった2000年代、善玉菌と悪玉菌が一般になり、今でも健康食品などのテレビコマーシャルでよく見聞きします。
最近の解析技術の革新で、メタゲノム解析が可能となり「善玉・悪玉」という定説が揺らいでいるそうです。食事よりも腸内細菌の健全さを左右する要因が「健康になるために服用する薬」であることも報告されています。ヨーグルトより不要な薬を見直すことが大切だそうです。
また、生活する地域による腸内細菌の違いにも研究が進んでいるそうです。腸内の細菌や、細菌に感染するファージらの遺伝情報を調査すると、日本人の腸には納豆菌や海苔を分解する細菌がいることがわかってきたそうです。
メタゲノム解析では、細菌やウイルスのほかに真菌も見つかったそうです。されに分類されていない多数の遺伝情報も発見されているそうです。腸内の「ダークマター」です。
このダークマターから、新たらしい定説が生まれるかもしれませんね。
日経新聞 2023年10月29日朝刊サイエンス面
腸内細菌、「善玉・悪玉」は昔 カギは多様性、薬の影響大きく - 日本経済新聞
体調に関わる腸内細菌。膨大なデータの解析が進み、定説だった「善玉・悪玉」というとらえ方が実態にそぐわないことが明らかになってきた。食事よりも腸内細菌の健全さを…
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