うるう年は生活に影響を、うるう秒はコンピューターに影響を与えるそうです

 2017年に8時59分60秒が挿入されたように、過去27回うるう秒が使われました。これは標準時と地球の自転速度がほんの少しずれるためだそうで、最近その「うるう秒」について廃止論が議論されているそうです。「負のうるう秒」が生じると、1秒がなくなるため、コンピュータ-に大きな影響が生じる可能性があるからだそうです。
負のうるう秒が必要となるのは、10年代後半から地球の自転速度が速くなっていることが関係しているそうです。2022年6月29日は、1日が通常より1.59ミリ秒短くなり、最も短い1日だったそうです。自転速度が速くなる原因は様々で、地球内部のコアや地上の海水、上空のガスなどが自転により揺らぐことで自転速度に変化が生じているそうです。過去の事例では、エルニーニョ現象により風が強く吹くと1日が1ミリ秒単位で長くなる可能性があり、スマトラ島沖地震ほどの巨大地震が起きると反対に1日が3マイクロ秒ほど短くなるなどの現象が確認されているとのことです。
最近は自転速度が速くなっている地球ですが、長期的に見ると少しずつ遅くなっているのは変わりないそうです。14億年前は19時間で1回転していたそうです。
あと2時間ほど遅くなって、日々の寝不足が解消できると良いのですが。

 

日経新聞 8月21日朝刊サイエンス面

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63584770Z10C22A8MY1000/?fbclid=IwAR3r9PO9r9FAaDfQwL8ZAOIzneh-F6Bo9lnfVU-wuY84FY8u7sbs0lqO5X0

 

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