うるう秒がなくなるかも

干支が一回りする2035年までに、午前8時59分58秒のあと、午前9時00分00秒になる「負のうるう秒」が実施される可能性があるそうです。
でもこれが、コンピューターには大問題だそうです。暦が2000年になる瞬間にコンピューターが誤作動を起こす「2000年問題」では大きな問題は起きませんでしたが、2000年以降に実施された5回の「うるう秒」では2012年の豪州飛行機会社の運航遅れや2017年の米国IT企業でのシステム障害などのトラブルが報告されています。
いままで5回は1秒を加えるうるう秒で、そのたびに多くのシステムエンジニアが対応を講じてきました。
1秒減らす(飛ばす)対応は加える以上に困難で、そのような障害が起きるか想定が難しいそうです。
あらゆる物がネットでつながるIOTが当たり前の現在「うるう秒」を廃止する意見が出るのは当然かもしれません。
とうとうコンピューターの都合で、「人」も「時」も変わる環境になったのですね。
まあ、時間という概念も人間の都合で作ったものですから、宇宙や地球にとってはどうでもよいことでしょう。
そのうちコンピューターの都合で、地球の自転速度も変えようとなるかもしれませんね。

 

日経新聞 10月8日朝刊3面
「うるう秒」廃止へ 国連機関、システム障害防ぐ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC147JG0U3A910C2000000/?fbclid=IwAR04Bg4y_Qx8MFNRDEYrWIpUZz9kbiQFig7OIsSVo9MiDIlxeKPjpwYP4AA

 

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