イカは早生まれが有利?

日経新聞に今年の2月に早まれの子が相対的に不利であることを研究が紹介されていました。
その記事によると高校進学先の偏差値が4.5ポイント低いという衝撃的な値が紹介されていました。ところが、本日(5月12日)の日経新聞サイエンス面でヤリイカでは早く生まれたほうが有利という記事が掲載されていました。その記事を紹介します。

ヤリイカの繁殖戦略が、孵化した日によって決まることが、東京大学の研究チームによって明らかにされたとそうです。この研究によれば、ヤリイカのオスが取る繁殖戦略は、孵化した日によって大きく左右されるそうです。これは、これまでに魚類で数例報告されていましたが、無脊椎動物においては初めてのことだそうです。
ヤリイカの繁殖戦略は、大型の「ペアオス」と小型の「スニーカーオス」が異なる戦略をとることで知られています。この戦略の選択は、孵化した日が影響しているというのです。
この研究からは、ヤリイカの繁殖戦略が遺伝的な要因ではなく、孵化の時期に関連する環境条件に起因している可能性が示唆されているとのことです。具体的なメカニズムはまだ解明されていないそうですが、今後の研究がさらなる洞察をもたらすことが期待されています。

 

日経新聞 5月12日サイエンス面
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG073X80X00C24A5000000/

日経新聞Webサイト
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE082LX0Y4A200C2000000/

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