絶滅危機のオウム、ほぼ全ての個体でゲノム解読
2023年9月24日の日経新聞朝刊サイエンス面の左下に小さな記事が掲載されていました。
ニュージーランドに生息する絶滅危惧種「カカポ」で現在生息するほぼ全ての個体のゲノムをオタゴ大学などが解読したそうです。
カカポは同国の固有種で1995年には約50羽まで減ったそうですが、保護活動の効果で2022年には約250羽に回復したとのことです。研究チームは2018年に生存していたほぼ全ての個体を含む169羽を調べ、ゲノムと体質の関係を分析し、ひなの成長や感染症へのかかりやすさに関わるDNA配列を特定しました。
近親交配を避けた繁殖や病気に弱い体質の個体の保護などカカポの保全管理に役立てる方針とのことです。
わが国でもトキやカモシカ、ライチョウやオオサンショウウオ、琵琶湖のホンモロコなどなど、保護、回復させたい種が多くいます。この研究成果がわが国での役立てることができるとうれしいですね。
日本経済新聞 2023年9月24日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC158P20V10C23A9000000/?fbclid=IwAR3biNrGX0EkwFdQRWdIQr0g0l_D4T_UvhiD4fEOYbmUA5fnF3ivIHWjonI
Facebookにも投稿しています