ロボットは友達。その時、私たちはどうする?
2003年4月7日に生まれた「アトム」が20歳になり、あと90年ほどで「ドラえもん」が誕生(2112年9月3日生れ)する2023年。
日経新聞のサイエンス面で「ロボット百景」という連載が3月より続いています。
ミクロな世界でも自泳できる1ミリメートルにも満たない分子ロボット(北海道大学・景山義之助教ら)、遠隔でも触感を得られる「リアルハプティクス」という技術(慶応義塾大学・大西公平特任教授ら)。そしてロボットの天敵、透明なガラスを認識できる可視光と遠赤外線の2つを使うセンサー(東京大学・高畑智之特任准教授ら)などさまざまな技術研究・開発が進み、工場や倉庫、店舗など身近なところへのロボット導入が進んでいるそうです。
4月30日の朝刊サイエンス面では物流倉庫で人の2倍のスピードで荷積みをするロボットが紹介されていました。この記事では氷点下でも稼働するロボット開発が進められていること紹介し、重労働や単純作業からの解放により、人は「より付加価値の高い仕事」への集中が求められていると結んでいます。
付加価値をテーマにするビジネス雑誌や書籍を最近、よく目にします。
付加価値とは、商品やサービスなどに加えられた、他にはない独自の価値と定義され、カリフォルニア大学バークレー校のデイヴィッド・アーカー(David Allen Aaker、1938年 – )名誉教授は「機能的価値」、「感情的価値」、「自己表現的価値」の3つがあると唱えています。
人が物や事の価値を高め、そしてさらに研究・開発が進んだロボットがその仕事をこなすようになり、また人が「より付加価値の高い仕事」へシフトする、という「追いかけっこ」の繰り返しになるのでしょうね。
がんばれ「人」。がんばれ「俺」!
日経新聞 サイエンス面「ロボット百景」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68992910U3A300C2MY1000/
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69598300V20C23A3MY1000/
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69817030R00C23A4MY1000/
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70029310Y3A400C2MY1000/
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70648700Z20C23A4MY1000/
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