キノコが会話?電位を検出 東北大など 森林生態系を解明へ

4月2日の日経新聞サイエンス面に、東北大学らの研究チームが、森林の地面に生えたキノコに電極を取り付け、会話とも思える電位の変化を捉えたという記事が紹介されていました。それによると、地下でキノコ同士をつなぐ菌糸を通じて電気信号が伝わったと考えられます。将来的には、電位の変化に意味があるのかどうかを解明していくことが目的だそうです。
以前、落雷が多い年には、シイタケが豊作になると聞いたことがあります。農家の間では経験的に知られていたそうです。日本工業大学の清水 博幸准教授らの研究によると、菌床に雷が発生した際のような電気ショックを与えたところ、その電気刺激によって、菌糸がひび割れ分裂し、その傷を修復しようとし、成長力が高まり、実際に椎茸の量が増加するそうです。
日経新聞の記事では、環境変動に伴う森林生態系の変化予測にも役立てていくことが目的とされています。ぜひとも一読してみてください。(K.N)

 

日経新聞 4月3日朝刊サイエンス面

キノコが会話? 電位を検出 東北大など 森林生態系を解明へ - 日本経済新聞

東北大学などの研究チームは森林の地面に生えたキノコに電極を取り付け、会話とも思える電位の変化をとらえた。雨をきっかけに電位が大きく変化し、隣のキノコに伝わって…

 

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