鳥インフル猛威、始まりは弱毒化 病原性弱まり拡大

鳥インフルエンザウイルスが、世界的に猛威を振るっています。このウイルスは、野鳥から家禽に感染し、1500万羽を超えるニワトリが殺処分になっています。特に、高い病原性をもつ「高病原性鳥インフル」が世界的に拡大しており、欧米、アフリカ、南米の地でも感染が確認されているそうです。
このウイルスの感染拡大の背景には、ウイルスの病原性が弱まったことにより、野鳥が生き残り、広がった可能性があるとのことです。
そうなると鳥類から哺乳類への感染が心配されます。
鳥から鳥にうつる鳥インフルが哺乳類に感染するのはまれだそうです。哺乳類では鼻や喉に鳥のウイルスの受容体がないためだが、肺の奥には受容体があり、鳥の死骸やふんにつくウイルスを大量に吸い込めば感染する可能性が否定できないとのことです。
東京大学の河岡義裕特任教授らの研究では、鳥インフルのウイルスの遺伝子に4つの変異が入るだけで、イタチの仲間のフェレットの間で感染が始まりまったそうです。種の壁が想像以上に低いとの印象が与えられました。
農研機構によると現時点で、鳥インフルのウイルスが哺乳類で増えやすくなるような兆候はないそうです。

 

日経新聞 3月12日朝刊サイエンス面
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC053X50V00C23A3000000/

 

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